一章-5:楽器歴と腕前と
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あかり
ぶっちんぶっちんぶっちん、、ポロポロ、、ジャジャン。
あかり
ピロピロ、、ピロピロ、、ポロロろん
まーらいおん
あかり、上手くなって来てるにゃぁ^^
あかり
へへ、ありがと^^
ゆっくりでも、楽しいねー。フィンガースタイル。いつでも練習できちゃうし!
たかひろ
ふっ、まだまだだな。俺のプレーを見なさい。
たかひろ
ぶちぶちぶち、ぽろっ、ぶちぶち。。
まーらいおん
たかひろ、早すぎにゃ。ベースとメロディがズレてるにゃ。
まーらいおん
全く聞いてないにゃ。。。。
たかひろ
ブチブチ、ぶちぶち♪(´ε` )
あかり
あああ、、気持ち悪いよぉ、、、、、
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上達の分岐点

さて、ほぼ同時に練習を始めた、たかひろとあかりですが、意外な差がつき始めました。初心者のあかりが、数ヶ月でフィンガースタイルにおいて経験者のたかひろよりも上手くなっていっているのです。

コード一つ弾けなかったあかりですが、少ないコードながらちゃんとベースとメロディを同時に奏でられるようになりました。(本人は下手だと思っている

半面たかひろは、これまでの経験を活かして練習を重ねていましたが速く弾く事に拘ってしまい、なかなか先に進めない(本人は上手いと思っている)状況にあります。

これは、どのような理屈なのでしょうか。

練習時間と頻度

あかり
一日、30分とか1時間くらいかなぁ。。でも毎日欠かさずやってるよ^^楽しい!!
たかひろ
俺は経験者だからな。土日に6時間集中して練習すれば十分だろう。練習時間は、あかりより多いぜ、ふふふ。。
こんな感じです。。 たかひろは一週間で言えば計12時間くらい、あかりは7時間という事でしょう。 時間だけ聞いていると、たかひろの方が上手くなりそうな気もして来ますが、現実は冷酷です。 観客として見てみると、あかりの方が上手く感じてしまったのですから。それが真実ですよね。 ここから何が言えるかというと、練習する時間ではなくて「毎日」「継続」して練習しているか、が重要であることが分かります。もちろん、練習時間は長いほうが上手くなるスピードも早いと思いますが、それも人のライフスタイル次第ですから。。 でも、毎日30分なら練習は出来ると思うんです。ノロノロ練習して行けば必ず結果が出てくる好例であると言えます。 土日しか練習しないという事は、平日5日間は楽器に触っていないという事です。いくら詰め込んでも、体は平日の間に学んだことを「確実に」忘れていきます。 例え理論で理解していたとしても、手は絶対に動きません。6時間の練習のうち、感覚を取り戻すのに多くの時間を浪費していくと考えてください。 (※あかり、たかひろの例は、僕のバンド人生の中で本当に起こった事です。そして、今自分自身と他の経験者との間でも同じことが起こっています。これはノンフィクションです。)

練習方法について

あかり
Youtubeでアーティストの右手を見てゆっくりやってる^^メトロノームと一緒に笑
たかひろ
ああん?そんなの、パパッとやってビビッと真似をするんだぜ。
こんな感じです。 ぶっちゃけちゃえば、ここが上達の最も重要な点です。 僕も慣れてくると、たかひろタイプに変貌していく悪い傾向があるのですが、そういう曲っていつまで経っても上手くならないんです。 逆にめちゃめちゃ難しくて、演奏をスロー再生しないと解読できないような曲は、結果として安定して弾けるようになって来ます。なんでや!!と思うもんですけど。。僕も思います。 それは、運指を確認しつつ正確に覚えるから。ゆっくり正しい音とフォームを体に染み込ませるからです。 フィンガースタイルは、耳だけでのコピーはかなり困難であり、必ず目を使って真似をする必要があります。 同じコードでも、押さえ方が曲の進行によって目まぐるしく変わりますから。 あかりは初心者なので、速くは弾けません。これが幸いして、ゆっくり確実に体に叩き込んできています。 たかひろはショートカットをして、直ぐに山頂を目指してしまうので、ミスノーツが多く、自分の音がズレている事に気づけていません。この調子だと、原曲のスピードで練習してしまう癖がついているのでしょう。 これを解消するには、自分の演奏を撮影するしかありません。下手くそ加減を痛感しない限り、この「成長しない」ループから抜け出す事はできません。 誰もがそうなりますし、早く上手くなりたいから、背伸びしてしまいますが、、、 とりわけ初心者の方はゆっくり音を出すとこにフォーカスして練習して欲しいのです。 楽器の練習は、ウサギよりカメのスタイルで進んでいくことが後戻りのない効果的な練習方法となります。
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楽器歴は上手いの「ものさし」にはならない

僕はドラム歴15年の「上級者」でした。

そうです。15年もやっていたら、どんな曲でも叩けるでしょう?

でも現実は違います。好きなロック系の曲は叩けますが、ジャズとかになったら全然叩けません。

一週間に一回スタジオで2時間練習していましたが、それ以外は出来ていませんでした。社会人になり、仕事が忙しくなると全く練習していませんでした。

バンドは組んでいたので、なんとなく叩いて、なんとなく出来ている風な感じで15年です。こんな感じの人、多いと思います。

ある時、歴5年くらいの人がライブで自分より明らかに上手かった。納得いきませんでしたが、、、そういうことです。

そういう時、僕は「この人は才能があるから」と言っていました。

・・・本当にそうでしょうか??

今、僕は絶対そんな事はないと思っています。

そんなの、練習のスタイルが間違っていただけです。目標が不明確だったり、たかひろタイプだっただけです。

正しい方法で、ちゃんとしたベクトルで練習していけば、必ず目的地に辿り着きます。焦らず、確実に練習を積み重ねよう。どんなジャンルでも、です。

結果は必ず出ます。たかひろも、一つの「気づき」があれば直ぐに変わってきます。

あかりの例から、確実な練習法を学びましょう。

「間違った事を何年練習しても、上手くはならない」

「たかひろタイプで間違いを自覚するには、演奏を撮るしかない」

こういうことなのです。

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上手い下手は観客が決めること

楽器を練習していてライブなどに出ると露骨に感じるのは、音楽活動においてプレーの上手い下手は、他者が決めることであると言うことです。

自分でいくら上手いと思っていても、実際は微妙なこともありますし、全く逆であるパターンもあります。

そして、技量的に超絶技巧であっても、意外と観客の反応が薄かったり、初心者でも十分感動を与えるプレーをする人もいます。

感動を与える人に共通している事は、笑顔で演奏している点。

まず自分が楽しんで、それを他者と共有することに長けている。

いくら上手くても、それが出来ないといつまで経っても自己満足で終わってしまうんです。

正しい練習の延長に、その結果と楽しさを他者へ共有できるようになる為には、根性論になってしまいますが、まずは場数を踏むしかありません。

人前で演奏すること自体に慣れ、平常心で楽しめるようになる必要があります。その際に、高度なテクニックは必要ありません。

聞いている人に、安心感を感じさせてあげられるようになりましょう。

見栄をはっても、自信を持って曲を弾ききることで、普段の練習の数倍の経験値を得ることができます。これは断言できます。

ぜひ、一歩ずつ進んでみてください。

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