


ピックガードつけなきゃ、来年はトップに穴空くだろうにゃ。。
増殖記事でも紹介しましたが、このギターが最古参の保有ギターとなります。
ド標準のMATONギターですが、2018年末の選定時に上位モデルを凌いでいると思い購入したものです。この一本が無ければ、地味なフィンガースタイル基礎練習も耐えられなかったと思います。
トップ:スプルースAAランク
サイドバック・ネック:ブラックウッド
スタンダードな材を使用している事と、音はあまり関係ありません。
このギターと、カスタムショップ製のギターを弾き比べても、全然勝てます。何も弄らなくても勝てます。
MATONはそもそも全てがハンドメイドとなっており、マスタールシアー以外の職人さんも相当熟練である為、全然負けません。
材の選定、加工、組み立て、接着、塗装、コーティング、全ての工程でその専属の職人がリレー形式で対応し、検査をします。
というか、下手しなくてもカスタムショップが結構な割合で劣ります。初めて買うなら普通のモデルで充分過ぎる位です。
もとい、使い始めて半年で音がドレッドノート並みに大きくなり、6弦と1、2弦の音量バランスが崩壊しました。流石にこれには困り果てました。音が大きいのと、楽器として鳴りの良いのとは全然違うからです。
元気なのは良いけど、暴れられちゃ困るんです。GI◯SONの様に、用途が違うので。。
現在も現役バリバリで活躍していますが、他のカスタムショップ等のギターに劣らないように少し改造を施しています。流石にバニラの状態では負けてしまうので。
持ち込んだのはドルフィンギター恵比寿店様。

取り敢えず、音が大きいのは良いとしてもある程度コントロールを効かせないといけない為、ナットとサドルを牛骨から象牙に変更しています。
また、サドルにはイントネーション(その個体と希望する弦高に併せて、全ての弦を一本ずつサドル高で調整する)を施しています。
こうする事で、多少音の深さを出し、ある程度サウンドホール内に音を閉じ込めようとしました。

変更してから狙い通り音は落ち着き、使い易くなった。。。
と思いきや、1ヶ月後にまた大暴れしはじめました。象牙に変更した効果で、5、6弦の存在感がギブソンビンテージの様になった。
こいつは、何しても止まらない。確信した個体です。
対処すべき事はしたので、もうこの個性のまま使っていくしかない、と腹を括っています。サウンドホールにフィードバックバスターは必須。ライブでは高確率でハウリングが起きます。
とはいえ、絶対に手放せない良個体であると断言できる、相棒です。
自宅でのアンプを通さない練習では、音が大きい分大活躍できる。
家では直ぐに手に取れる所にいつも置いてあります。
壁に掛けるのが良いのですが、DIYがメンドくさいのでスタンド式で立て掛けてあります。