【アコギ故障の三大要因-壱-】乾燥対策編 11月〜3月迄
あかり
秋口でなんだか最近、肌がパッサパサで、、、、ちゃんと手入れしないとなぁ。。。はぁー
たかひろ
乾燥肌か、俺はモイスッチャーロックだから平気だけどな。
まーらいおん
あちしの、にくきゅうはいつも「モウィスチャー」にゃ!
あかり
ねえ、、ここに普通に会話できる人はいないの、、、?

Topics-アコギ最大の敵は「乾燥」

☆毎年10月から3月くらいまでは、温度だけでなく湿度が極端に低下します。 一般的なハコモノ楽器のリペア依頼が急上昇するのが、梅雨どきの湿度が上昇するタイミングと、冬の乾燥時期です。中でも、年間を通じてアコギにとっての鬼門であるのはこれからの季節である、11月〜4月くらいまで。 ある程度の湿度があった上での乾燥は音も良くなり、いい影響と言えますが、 なんの乾燥対策もせずに放置しておくと、あっという間に壊れてしまいます。とりわけ、ある程度のグレードのギターは念入りに面倒を見てあげないと、 ある日いきなり「ピシッ」とトップやサイドに亀裂が入るかもしれません。

1不具合の理由・一般論

アコースティックギターという楽器の性質上、木材の極端な乾燥は楽器に深刻なダメージを与えます。木の箱ですから。 結構真面目な話をすると、アコギは大きく分けて二つの材料から出来ています。 木と鉄です。 大部分は木ですが、フィンガーボードのフレットやベグなどは鉄で作られていますよね。 木は水分を含むと膨張し、乾燥すると縮む。ですが鉄は関係ありません。僕たちが普段から生活する気温においては、ほとんど変わりません。これにより、指板とフレットの間に隙間が出来たり、ひどい場合割れることもあるのです。 木材単体でもそうです。特に単板で作られている高級ギターなどは影響をモロに受けやすい。単板というのは、文字通り木材を切り出して、そのまま一枚の板を材料として使っているギターの事です。 その点、合板のギターは何層かで木材を貼り合わせてつくっているので、外部環境の変化に強いメリットもあります。性質が全く違います。 ネックと接合し、弦によってテンションが加えられている中での膨張と収縮は、ボティそのものにダメージを与える結果となります。

簡単に言えば、ボティが割れます。パックリ。多くのギターは表面に塗装がされていますが、、「サウンドホールの中」は無塗装ですから、服を着ていない人間と同じと考えて下さい。

特にこれからの季節、ちゃんと対策をしてあげましょう。基本的には、以下を行えば大丈夫です。

「室内に温湿度計を設置して、特に湿度を40パーセントから60パーセントの間に保つ。」これだけで全然違うのです。

上はthermoproというデジタル温湿度計です。バックの照明がとても綺麗でインテリアとしても?映えます。電池持ちも良いので、部屋に一つ用意して置くことをオススメします。

これだけです。乾燥がひどい時は、ギターペット等の湿度調整剤を2個程ケース内に入れその中で楽器を保管しましょう。間違い無いです。ちなみに一箱2つ入っています。

※ボティーが割れた場合のリペア代は安くてギターペット1箱の50倍、つまり50ギターぺットくらいするので、大人しく調整剤をぶっ込みましょうね。

効果を実感する以前に、不具合が起こってしまっては元も子もありません。 ギターペットをお守り程度に考えているギタリストも散見されますが、私見では最強のコンディション調整材です。つべこべ言わんと、入れておいて下さい。 また、外に出してハンガーに吊り下げて保管したい場合、サウンドホール内部の乾燥を防ぐため、直接加湿できる小物を取り付けておくと良いと思います。 ↓はダダリオから出ている簡易加湿機です。必ず使用しておくことをオススメします。 因みに僕はギターペット2箱、加湿機3個常備して乾季に対応しています。
毎日引く楽器ならば、ぶっちゃけケースに入れても大差ないので。後者の方が利便は良いですね。  

楽器を温度・湿度差が激しい状況に置かない

いくら日頃から乾燥対策をしていても、一瞬の判断ミスで故障もあり得ます。   例えば、海外旅行に持って行ったり、東京から北海道に行ったりすると温度や湿度に大きな差がありますよね。当然です。 筆者は赤道付近に五年ほど住んでいたので、日本との違いは痛いほど理解しています。   ケースに加湿器や除湿器を入れてしっかりと管理していても、普段ギターを置いている環境と大きな落差がある場合、 「直ぐにケースを開けてはいけない」が正解です。   簡単に想像できるかと思いますが、良いケースほど、内部の環境を保持することに優れているので、 逆に急激な環境変化を作ってしまうと、一瞬で木は割れてしまいます。   したがって、温度差が激しい地域に移動させる必要がある場合には、ハードケース(前提)として、 鍵を開け、ケースを半開き状態(開ける状態)にして半日は放置します。ゆっくりと馴染ませないといけません。   これは、これまでの努力うんたらではなく、「開けちゃえ〜」のその一瞬の判断ミスで起こる問題です。 どんなに日頃努力していても、ここで故障していてはあまりに悲しすぎます。

冬場に野外で弾き語りをしたい場合

結構稀なパターンであると思いますが、野外での弾き語りをしたい人は、基本的には夏・冬は避けるのが基本でありますが、 それでもどうしてもしないといけない場合は、、下記のように使用するギターを合板のモデルに変えたり、 素材そのものを人工素材にしてしまったりするのが一番安全です。 a)合板のギターを使用する b)カーボン製ギターを使用する   特にカーボン製のギターは本当に靭性に富んでおり、いつか一本は欲しいなと思うくらい良いです。 何より大きな気を遣わなくて良いのが一番心強く、季節を気にする必要もない点が素晴らしいです。                
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更に理解を深めよう