序章-3:楽器との出会いは一期一会
再度、御茶ノ水にて
あかり
はい、これがオススメリストね。 それで買うの、これ?
たかひろ
いや、買えないだろ、、30万だろ。。あのどら猫、適当なもんリストしやがって。 あ、あそこにセール品が売ってるな。見てみようか。
あかり
テイラーの200番台みたいだね。コア材綺麗。。 16万円かぁ、私ならそれでも買わないけど笑。
たかひろ
ジャンジャン、んーーー、ジャンジャン、んーーーー コレジャナイ感がビンビンに伝わってくるぜ!!カッタウェイが好かん。そしてアメリカンロックだぜ。
あかり
あ、MATONだよ、MATON。中古だから18万円だって。
たかひろ
中古のMATONなんて珍しいな。どれ、君の実力を魅せてごらん。
たかひろ
ジャンジャン、んーーーー、ジャンジャン、ん!?? ん?ん?
あかり
どうしたの?ダメだった??
たかひろ
こ、これかもしれない。これだ、うん。 これ。これだよ。
あかり
んー?良かったの?買っちゃえば?(他人事)
たかひろ
で、でもさ18万だからなぁ。。そんな思い切れないだろう。
うん、他のにしよう。そうしよう。(・・退店)
あかり
・・・・こういう時ヘタレなのはホントに減点ポイントだよね。


すいません、店員さん、これキープって出来ますかー?
その夜
たかひろ
・・・・・
たかひろ
・・・・・・・・・
たかひろ
ダメだ、寝ても覚めてもあのMATON君の事が、、忘れられない。
これって恋?友情?どっちなの。。
ー翌日
たかひろ
うん、そうだな。やっぱりMATONが俺を呼んでいる。買わなきゃいけない。
ここで買わなきゃ男が廃る。トミーも笑うぜ。いつも笑ってるけど。
ー楽器屋
たかひろ
??あれ、確かここにMATON置いてあったと思うんだけどなぁ、、おっかしいなぁ。。
すいません、昨日ここにMATONギターなかったですか??


も、もう売れた!?昨日の今日で売れた!??
ヤベェ、こんなのロックじゃないぜ。。。。友よ、、、、、、、
楽器屋さんの「キープ」とは?
⭐︎気になった商品がある場合に、店員さんに頼んでその名の通り「確保」しておいてもらう事です。
楽器屋さんによっては、その時点で店頭から下げてしまう(他の人に触れられるのを避ける)こともあります。
また、気の利いた楽器屋さんだと、今回の会話のケースのように欲しがっている人が後から現れても、「売却済」と言うケースも頻繁に存在します。
その理由は、欲しい人を待たせて売れてしまってから辛い思いをさせないように、との配慮で、決して意地悪をしている訳ではありません。事実、キープされた楽器は高確率で売れるし、売れなかったとしてもまたすぐ売却チャンスが来ることを店側はよく知っているのです。
まーらいおん
夕方
あかり
ん?どうしたのそんなショボくれて。
たかひろ
・・・・行っちまったんだよ・・・戦友(トモ)が・・・・
あかり
・・・何言ってんのかわからないけど、ギターの事ならキープしてあるよ?
たかひろ
なん・・・だと・・・・

楽器との出会いは一期一会

さて、長々と会話を見てもらいましたが、纏めに入りましょう。

  1. 楽器との出会いは一期一会
  2. 「買うかもしれない」「何かを感じる」と思ったらまず「キープ」
  3. 感触を忘れられなければ「購入すべき」
  4. 忘れてしまうのなら「購入すべきではない」
  5. 自分が欲しいと感じるものは、高確率で他の人も欲しいと思うものだ
  6. 良い楽器は、1日で売れる。微妙な楽器はずっと売れない。
  7. +αある程度のリスクは覚悟しないと、選定の感覚は磨かれない。

更に理解を深めよう